エルシャダイ9周年記念展

第三章 サリエルの幻惑

"この先に何があるとしても、
愛する者たちのために俺が存在していた。
その記憶だけは決して揺るがない。"

年老いた老婆は言った。

「サリエル様、またここにいらしているのですか?」

「そうだよ。君たちは、歳を取ると俺に会いに来てくれなくなるからね。
俺にとって君たちはいつまでも愛おしい」

そう言ってサリエルは手を繋いだ。
やはり恥じらう老婆は初々しい。
こうしてサリエルは戦地に向かう覚悟を固めた。

「じゃあみんな、行ってくるよ」

道の両端には、かつての寵愛者の墓標がいくつも並んでいる。
そこにサリエルが丁寧に一輪ずつ花を飾っていく。

「さあ、イーノック来るがいい。
俺が本当の愛を教えてやるよ」

年老いた老婆は言った。
「サリエル様、またここにいらしているのですか?」
「そうだよ。君たちは、歳を取ると俺に会いに来てくれなくなるからね。
俺にとって君たちはいつまでも愛おしい」

そう言ってサリエルは手を繋いだ。
やはり恥じらう老婆は初々しい。
こうしてサリエルは戦地に向かう覚悟を固めた。
「じゃあみんな、行ってくるよ」
道の両端には、かつての寵愛者の墓標がいくつも並んでいる。
そこにサリエルが丁寧に一輪ずつ花を飾っていく。

「さあ、イーノック来るがいい。
俺が本当の愛を教えてやるよ」

第三章『サリエルの幻惑』では、第二階層にたどり着いたイーノックと
復讐に燃える愛の堕天使・サリエルとの激闘が描かれたアートワークを公開!

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